「横ハメ完全設置」それは中級クレーンゲーマーにとっては恐怖の状況かもしれません。
獲得までの道が遠く、脱出も困難な嫌われ者です。
縦ハメからの振り過ぎ、スライドの失敗、BCからの一発設置など意外と出くわす機会が多い状況です。
出来れば陥りたくないけど対策があれば意外冷静でいられるかも?
中には横ハメになったら即「店員さーん!初期!」の方もいると思います。
しかし初期位置からよりもそのまま獲得を目指したり、リカバリーをした方が手数が少ない場合もあります。
今回は横ハメの回避方法と脱出方法、初期位置に戻すかどうかの判断について元ゲーセン店員のJINが解説します。
クレーンゲームの横ハメとは?
横ハメとは上図のように景品が横を向き、手前もしくは奥が橋間に落ちた状態の事です。
一見すると縦ハメのように奥側を左右に振って進めていけそうですが、縦ハメと違って奥側のピンクバーより奥に爪と干渉するストロークが短いので進みが悪く、滑り止めの状態によっては詰みに近い形です。
脱出のための知識が無いと抜け出すのに数千円掛かっちゃう事も…こわ。
横ハメの回避方法
横ハメを回避するには1手前が重要です。
- 手前or奥乗せをする時には両爪を使う
- 角度を付けたい時は左右の寄せを加減する
- 落としたい角の掛かり方が厚い時にはスライドをしない
- 安易なBCはしない(技の引き出しが無いと無駄になる事が多い)
これらに注意すれば横ハメ完全設置はかなり防げます。
横ハメ完全設置からの脱出方法「角持ち」
残念ながら横ハメ完全設置をしてしまった場合、アームコントロールに自信が無い方は迷わず店員さんを呼んで初期位置に戻してもらいましょう。その方が手数が減らせる可能性が大きいです。
中級者以上の方は角持ちにチャレンジしましょう。
角持ちとは橋間に落ちているどちらかの下角に爪を掛ける方法です。アームの捻りや本体押しによってY軸がずれてしまう事もあるので下降停止ボタンがある方が狙いやすいです。
この時、注意するのが下角に爪が入る範囲で出来るだけ左右にズラすことです。そもそもの目的はどちらかの角を浮かせる事なので、せっかく角持ちに成功してもパッタンで戻ってきては意味がありません。角を持つ方の爪を景品に寄せてあげた方が干渉する時間が長くなるので脱出率が上がります。
状況によっては角持ちが成功しても脱出不可能な場合もあるのでその時は初期位置に戻しましょう。
角持ちが上手くいって片方の角が浮けば「押さえ掛け」「ズリ上げ」で獲得のチャンスがある他、縦ハメへの復帰も可能です。
場合によっては一気に奥乗せでリーチなんていうことも…
横ハメを初期位置に戻すかどうかの判断
初心者の方は迷わず初期位置に、とお伝えしましたが中級者以上も含めて例外があります。
- 設置している側の角の掛かりが薄い場合は奥側を持ち上げてあげると落ちる可能性があります。
- 滑り止めが効いていない場合、ズリ上げで取れる可能性があります。
- アームの捻りが大きい場合、手前に捻る側の爪を寄せる事で完全設置から脱出できる場合があります。
これらに該当しない場合、角持ちをするか初期位置に戻す、という判断で良いと思います。
クレーンゲームの横ハメまとめ
横ハメになったらまずはその状態から「脱出」または「獲得」が出来る状態なのかをご自分のスキルや角の掛かり方を見ながら判断しましょう。
無理そうなら店員さんを呼んで初期位置に戻してもらうのがベターです。
何度も初期位置に戻してもらうのは気まずい方もいると思うので今回の回避方法や脱出方法を覚えておいて頂くといいと思います。
横ハメからの脱出は気持ち良いけど、無理はしない方が良いかも?
コメント