クレーンゲームの橋渡し設定でで箱をそのまま進めるのではなく、箱を横に立ててから進める方法についてご説明します。
箱立てはプロが最も多く使う方法の1つで、倉庫系などアームパワーが強いお店はもちろん、アームパワーが低くて手数が掛かってしまうお店でも有効です。

今回は箱を立てる理由とやり方、注意点を元ゲーセン店員のJINがお教えします。
クレーンゲームで箱を横に立てる理由は?
クレーンゲームにおいて箱を横に立てるには1手を要します。
ではその1手掛かる手間をプロ達はなぜ多用するのでしょうか?
理由は「①接地面が少なくなって摩擦が小さくなり、大きな動きが出せるから」「②動きの予想が立て易いから」です。
①箱の側面の方が面積が狭い箱の場合、箱を立てると滑り止めの影響を受けにくくなるので単純に進みが大きくなります。
②箱を立てて奥または手前にぶん投げてズリ上げorスライドorちゃぶ台返し、もしくは途中段階で突き回し、というのが上級者のセオリーです。それ以外にやれることが少ないので次に何をするかあまり迷わずに進められます。
箱を立てるよりBCや縦ハメで早く獲れることもあるのですが、確実な方法で手順化してしまおうというのが箱を立てる真の理由なのかもしれません。



手順化は手数が安定しますが、ある意味思考停止。純粋にクレゲを楽しみたい方は多用しない方が色々な動きがあって面白いような気もします。
箱を横に立てる方法は?


やることは簡単。初手で左右は片アームをギリギリに寄せる、奥行は箱の重心に合わせます。
左右は箱を滑るくらいギリギリに入れてあげるのがベストです。
捻りが大きい台の場合もある程度までは前後の調整で箱を立てる事は可能です。
箱が立った後の進め方は?


箱が立ったら次は箱の奥か手前どちらかを横に振って斜めにしていきます。
奥か手前かは重心から遠い側(軽い側)にすると進め易くなりますので重心が分かっていると有利です。
また、上図はピンクバーの手前の狭い部分を狙っていますが、橋外にあまり景品が出ていない場合は橋の内側を狙って寄せ甘めで振っていきましょう。※通常箱の場合はこちらのパターンの方が多いかもしれません。
ガン寄せという選択もありますが、状況次第で不可能なので今回は安定版です。


2手目以降も同じように寄せを甘めで進めていくと最終的にはずり上げやスライドが可能な奥ハメの形になります。
この方法は爪の角度が悪くない限り、PVがゼロでも進めていける方法です。
極端に進みが悪ったり、途中で進めたい方向とは逆側に倒れそうになる場合は重心もしくは進める方向が間違っている可能性が高いので方針を変更しましょう。
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