留め掛け(とめがけ)は皆さんが忌み嫌う横ハメからの一発獲得が狙える技です。
その為、ハイエナで最も使われる技術の1つです。
通常は片側が浮いた状態の浅掛かりの状態の時に行いますが、条件によってはそれ以外でも使えます。
予期せぬ横ハメになってしまったらまず最初に「留め掛け出来ないかな?」と考えられるようになりましょう。

今回は留め掛け(押さえ掛け)のやり方とコツを元ゲーセン店員のJINがご紹介します。
クレーンゲームの留め掛け(押さえ掛け)とは?
留め掛け(とめがけ)とは片側が浮いた横ハメの際に浮いている側(景品の上側)を片方の爪で押さえ、もう片爪で景品の下を持ち上げる事で持ち上げる側の景品を奥に送る技です。


留め掛けのやり方
上図は留め掛けのアーム上昇時の位置であり、実際に狙う位置は違います。
意識するのは「浮いている側を押さえる爪の位置」のみで大丈夫です。


上図は右下角が浮いた状態の横ハメです。この場合は右側ギリギリを押さえて左側に爪を入れます。
この時、押さえる側の爪が景品の下に入ってしまうと大事故になるので、確実に景品を押さえられるように右爪に全集中します。
右爪をかなり奥側から景品を擦りながら降ろしてあげると左アームが良い位置を持ってくれるので成功率が上がります。
景品の途中で止まってしまった時は少し位置を手前にして再度やってみましょう。
留め掛けの失敗パターン
①左爪が景品に当たって下に掛からない…留め掛けで最も多い失敗パターンです。この場合、押さえる位置を少し左に変えてあげると爪が入るようになる場合があります。クレーンゲームのアームは開いている状態よりも閉じている時の方が位置が下にある為、寄せすぎると下に爪が掛からないという事は良くあります。
②左爪のX軸が届かない…右爪が右ギリギリを押さえているのに左爪が景品より左にあって届かない場合、留め掛けはできません。景品が小さかったり、アームが大きかったりするとそもそも物理的に不可能です。
留め掛けの応用編
失敗パターン②のように景品が小さすぎて留め掛けが出来ないパターンの時や完全設置の時にも、条件さえ揃えば留め掛けの応用が使えます。
それは、アームの捻りを利用した片アーム掛けです。
下図のように右手前角が浮いた横ハメの際、アームが時計回りに捻る(右アームが手前に捻る)台だった場合、右アームをバー手前に入れて景品に触れさせない状態で左爪を景品の下に入れる事が出来れば「片アーム掛け」が出来ます。


この場合、右アームの位置はバーの手前であれば良いので景品の大きさは関係ありません。
左爪が入るX軸にて行いましょう。
しかし、留め掛けよりも動きが弱めなので何回かやって景品を落とすという事が多いです。
クレーンゲームの留め掛けまとめ
留め掛けは便利な技ですが押さえる側の爪が入ってしまうと大事故なので、移動範囲を見極めて平行移動してもらうなど条件を揃える事が必要です。押さえる側の爪さえ入らなければ失敗しても景品は動かない事がほとんどですので果敢にチャレンジしていいと思います。
アームの捻りが強い場合に使える片アーム掛けはY軸が奥に行けないので動きが出にくいです。しかし、いざという時の救世主となる事もあるのでぜひ覚えておいて下さい。



留め掛けが成功して引っ掛かりが取れる感じ…癖になります。未経験の方は是非一度味わってみて下さい。
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